「死」の反対は「生」ではないのではないか。そう思うようになった。
* * *
人は生きていれば必ず死ぬ。遅かれ早かれ死はやってくる。逃れることはできない。逃れた人はいないはずだ(もしいたら教えて欲しい)。
つまり、死は生の一部。何十年という生の最後の一瞬が死。
どちらかを選ぶことはできない。二者択一の関係には無い。この世に生を受けた時点で、どちらも選んでしまっている。私達は死ぬことを運命づけられている。
* * *
生と死は同一のもの、等価値だ。某アニメの登場人物がこう言っていた。
生と死は等価値なんだ。ボクにとってはね。
見たときには意味が理解できなかったが、今ではよくわかる。
どのように生きるか、それがどのように死ぬかを決める。どのように死んだか、それはその人がどのように生きてきたのかを反映する。
* * *
生か死か。そんな二者択一のケースもあるかもしれない。だが、生を選んだ場合でも、やがて訪れる死から逃れることはできない。死を先送りしただけ。やはり選択肢としては非対称だ。