この世に永遠のものはない。
よく口にされるこの言葉の手からは、言葉そのものも逃れることはできない。
すべての言葉は変化し、オリジナルはやがて忘れられていく。
それゆえ、時の流れに抗い、今に残る貴重な紀元前の言葉の数々は、よほど真実に近いもの。
次に読むときには心して読もう。
* * *
いま、私がこうして文章を書いている、その行為も、
数千年の言語の歴史の上で、言葉に新しい意味を、つまり言葉に新しい命を吹き込んでいる。
願わくば、数千年の後世まで残るものであってほしい。そのためには、心して紡がねばなるまい。